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2011年12月17日

建築探訪36(英国のパブいろいろ)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、 英国の色々なパブ です。

 英国のパブは、日本で言えばメニューの少ない居酒屋みたいなもので、フィッシュ&チップス(白身魚のフライ&フライドポテト)など数種類の食べ物と、あとはドリンクくらいしか品数はありません。

 しかし!英国のパブはたまらなく魅力的です。私は英国パブが大好きで、おそらく、合計20軒くらいは訪れたと思います。

 何がそんなに魅力か。

 まず第一に、重厚で薄暗く、それでいて居心地のいい室内です。オークなど、年季の入った硬い木や煉瓦の内装は、古いもの、伝統のあるものに大きな価値を置く英国人的な好みを実感することが出来ます。場所によっては、巨大モニターで現地のサッカー中継を放映していたり、カッコイイUKロックばかりを流す店もありました。

 第二に、外観です。 多くの英国パブが、美しい花を外壁上部などに飾り、煉瓦やペンキの塗られた重厚な木部と相まって、スタイリッシュでカッコイイ感じを醸しだしています。どこも、新鮮で新しい花が飾られていました。

 第三に、とにかくビールが美味いです!特に、現地の人が良く飲むエールビールは、結構フルーティで、1パイント(570ml(標準グラス1杯分))片手に、多くの現地人が楽しそうに、時には熱弁を振るって語り合っています。



 日本との違いを一番感じるのは、室内が本物のいい材料を使っているということです。日本の居酒屋の多くは、いかにも早くて安くて、ありきたりの材料をとってつけたような内観が多くて、50年、100年、その店がその仕様で存続できるとは到底思えません。

 アメリカ的な市場主義経済では初期投資を安くして、早く回収するといったスタイルでないと飲食店はなかなか成り立たないかもしれませんが、経済的なことに目をつむって長い目で見たら、イニシャルコストが多少高くても、上質な自然素材などの本物志向で、長く使い込める内装がベストだと私は思います。
 



場所  :UK
作品名 :英国の色々なパブ
撮影日 :2006.10.13,16



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ラベル:英国 パブ
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2011年12月16日

建築探訪35(TOD'S表参道ビル/伊東豊雄)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、建築家の伊東豊雄さんが設計した TOD'S表参道ビル です。

 伊東豊雄さんは、高松宮殿下記念世界文化賞、RIBAゴールドメダル、日本建築学会賞作品賞2度受賞など、現在大活躍中の日本を代表する建築家のお一人です。

 多くの有名建築家を輩出した菊竹清訓設計事務所を出られており、伊東さんの事務所を出られた方の中にも、妹島和世さんや、ヨコミゾマコトさんを始め、多くの有名建築家がいます。

 伊東さんの作品は、私の中ではモダニズム建築の主流派の最前線といった印象で、特に近年では、より自由な造形といいますか、構造的な制約を感じさせない、有機的なものや、透明感のある、軽くて、物質感のより希薄な建築を生み出している印象を持ちます。



 さて、今回ご紹介させて頂きましたTOD'S表参道ビルですが、個人的に印象的に思ったのは下記の2点です。

 一つは、表参道のケヤキ並木に合わせてつくられたといわれている、木の枝のように上部にいくにつれて枝分かれしているコンクリートです。

 コンクリート造(RC造)は、常識的には垂直の柱と水平の梁を繋いで構造体にするのですが、この建物に関してのコンクリートは、なんと垂直も水平もありません。新谷眞人(あらや まさと)さんが構造設計したそうですが、一体どうやって構造計算をしたのか、近年の構造計画の自由度には、目を見張るものがあります。

 二つ目は、外壁の、ガラス部とコンクリートの納まりです。

 本来なら、ガラスサッシにはアルミなどの枠が付くはずですが、全く見当たりません。調べてみると、外からは全く見えないのですが、ガラス面の背後のエッジ部分にアルミの細いフレームが設置されているそうです。

 ガラスとコンクリートに段差が全く無く(同面納め)、施工精度の良さには、本当にびっくりします。(さすがは竹中工務店です!)



 設計をする最初の構想段階において、様々な面白い発想や着眼点が出てきても、設計の中盤以降では、現実的な様々な制約で、肝となる部分を妥協せざるを得なくなるものですが、伊東さんの建築は、構想段階における肝となる部分を、頑なに守り続ける強い信念を感じます。私も大いに見習いたいと思います。




場所  :東京都渋谷区神宮前5-1-5
作品名 :TOD'S表参道ビル(2004年竣工)
建築家 :伊東豊雄
撮影日 :2006.1.2



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2011年12月15日

建築探訪34(ヘルシンキ現代美術館(キアズマ)/スティーヴン・ホール)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、建築家 スティーヴン・ホールが設計した ヘルシンキ現代美術館(キアズマ) です。

 この建物を設計した建築家 スティーヴン・ホールはアメリカ人で、このヘルシンキ現代美術館(キアズマ)は彼の代表作といわれています。

 この美術館は、フィンランドのヘルシンキ中心部の中央駅のすぐそばという立地で、現代美術館にふさわしい、都会的でモダンな外観で、かっこよかったです。

 奇抜な感じはなく、メタリックな質感や、緩やかな曲線を生かして、とても個性的で美しい佇まいをしています。

 また、1階のエントランス廻りが特に印象的で、エッジの効いた、造形的でクールな感じで、内観もかっこよかったです。

 この美術館は、平面的にも緩やかにカーブしているなど、そんなに単純な形状ではないのですが、平面計画や断面計画がとても上手に納まっており、まるで一つの生き物のような感じさえしました。大学時代のゼミの先生で、建築家でもある渡辺純先生は、そういうときに、たしか、「はまりにはまった」という表現をされていたと記憶しています。

 何もない状態である、0から設計するというのは結構大変なことなのですが、パズルが解けたときのように、「はまりにはまった」と思える瞬間は、何ともいえない爽快な気分になります。設計をする人間にとっての至福の瞬間でもあります。



場所  :Mannerheiminaukio 2., Helsinki
作品名 :ヘルシンキ現代美術館(キアズマ)(1998年竣工)
建築家 :スティーヴン・ホール
撮影日 :2011.4.17



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2011年12月14日

建築探訪33(国立代々木競技場/丹下健三)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、建築家 丹下健三さんが設計した 国立代々木屋内総合競技場 です。

 この建物は、いわずと知れた、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの会場です。戦後復興の象徴的な建築の一つで、丹下さんの代表作の一つでもあります。

 構造的には、吊り橋と同様の吊り構造の技術を用いており、第一体育館は2本、第二体育館は1本の主柱から、屋根全体が吊り下げられています。観客を競技に集中させるために考案された、内部に柱を持たない珍しい構造の建物です。また吊り構造の天井を安定させ、台風等の災害時にも問題が生じないように、油圧ダンパー(制震ダンパー)で屋根の振動を抑える構造を採用しており、油圧ダンパーを制震目的で採用した建物は
日本初です。

 また、この建物は、戦後日本を代表する名建築として高く評価されています。この体育館を設計した功績により、国際オリンピック委員会(IOC)は、東京都、日本オリンピック組織委員会とともに、丹下健三さんを特別功労者として表彰しています。



 さて、実際にこの建物を観た感想は、桁違いにスケールのでかい、明快な構造原理による力強さです。巨大な土木建築を美しく、かつ繊細にしたような感じもします。

 この建築について、賛否が分かれるとも聞きますし、あまりにも未知なことが多いため、技術的に解決すべきことが多く、各エンジニアの方々はそうとう苦労されたと思います。ただ、この建物の根本の構造原理は至ってシンプルであり、やはり私は、建物全体の迫力ある構造美に、たまらない魅力を感じます。

 コストや工期、究極の合理性といったことを追求すると、どうしてもシンプルな箱にどんどん近づいていってしまいます。

 しかし、建築は、時にその時代、その民族における、文化・芸術の華でもあります。

 かつての法隆寺や、京都御所の紫宸殿などは、おそらく国を挙げて、当時の最高の建築を目指し、つくり上げたのだと思います。それらは、現在の私たちが観ても強く胸を打つものがあります。

 今後、国家プロジェクトとして、どんなすごい建築が生み出されるのか、また、自分なら、どんな建築を目指すのか、目くるめく創造に想いを馳せてしまいます。




場所  :東京都渋谷区神南2-1-1
作品名 :国立代々木屋内総合競技場(1964年(昭和39年)竣工)
建築家 :丹下健三
撮影日 :2006.1.2



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2011年12月13日

ベタ基礎のコンクリート打設。

[むくり屋根の家]


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 今回はいよいよ、むくり屋根の家の ベタ基礎のコンクリート打設 です。

 まずは、底版のコンクリートを打って、後日、基礎の立ち上がり部分の
型枠を設置して、立ち上がり部を打設します。

 基礎コンクリートを打設した段階では、実際の建物より大きく感じるこ
とが多いようで、このむくり屋根の家も、随分と大きな家に感じられます。
(実際は延床37坪なので、特別大きいわけではありません。)
 
 基礎が完成したら、いよいよ上棟の準備です。

 上棟に向かって、木材の加工なども着々と進んでいます。(笑)
posted by てくてく at 21:34| 愛知 ☀| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





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