■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP  ← 公式HPに移動します。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■






2011年12月13日

建築探訪32(法隆寺)



永井政光建築設計事務所HPはこちら!



[今日の一枚]


DSCF0612.jpg
金堂


DSCF0611+1.jpg
五重塔


DSCF0603.jpg


DSCF0608.jpg


DSCF0607.jpg


DSCF0609.jpg


DSCF0605.jpg


DSCF0610.jpg


DSCF0606.jpg




 今日の一枚は、よく歴史の教科書に登場する 法隆寺 です。

 法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院です。
創建は推古15年(607年)とされます。

 金堂、五重塔を中心とする西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築物群です。ま
た、法隆寺の建築物群は法起寺と共に、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」として
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。さらに、法隆寺内の多くの建物
や像が国宝や重要文化財に指定されています。



 さて、ここで再び、私の信頼する太田博太郎著の「日本建築史序説」における法隆
寺に関係する記載をいくつか抜粋させて頂きます。

a.仏教の輸入に伴って、大陸の諸文化は怒涛のごとくわが国に侵入して来た。寺
  院は単なる宗教の殿堂ではなく、もっとも進歩した文化を包括する芸術の殿堂
  でもあった。

b.現在までの研究では、法隆寺式配置を持つ確かな伽藍跡が大陸に発見されてい
  ないから、これはわが国において創められたものと見られている。

c.わが国最初の伽藍である飛鳥寺は・・・朝鮮の清岩里廃寺と同様の配置であり、
  ・・・全く百済式のものであったろう。

d.飛鳥寺・四天王寺・法隆寺などは、主として百済の人々の指導になったもので
  あろう。

e.大陸建築の影響は奈良朝を通じて見られ、奈良末期建立の西大寺においてシナ
  的な装飾が採用されている。

f.今日奈良朝寺院跡に比べて、平安朝寺院跡の発見が少ないのは、屋根が檜皮葺
  になって、古瓦が出土しないのも原因の一つであろう。

g.板敷が設けられるようになったのは、寺院内における作法の日本化を思わせる。
  これが盛んになるのは、平安朝に入ってからで、礼堂を伴う古い形式のもので
  は、金堂は土間、礼堂が板敷になっている。人の座として設けられた礼堂が、
  住宅風の板敷となったのは当然のなり行きであった。



 上記のように法隆寺は、当時最先端であった仏教建築を素直に取り入れながらも、
日本人的なものにしているようです。



 法隆寺には、様々な切り口がありますが、私が最も強く思ったのは、現代でも法隆
寺のような本格的な組み物の建築が作れるのではないか、そして、自分でも法隆寺の
ような美しい木組みの建築をつくってみたい、ということです。

 時代時代で様々な様式の寺院建築が登場しますが、この法隆寺は、それらのベース
となっていると思います。

 実際にみるとシンプルで大変美しいプロポーションをしています。しかし、時代を
経るごとに各々の寺院建築は、装飾や、固定化した様式などにとらわれて、法隆寺の
ような木組みそのものが生み出す美しさから遠ざかる傾向があります。



 屋根や建物全体のプロポーションの美しさ、間隔の狭い垂木などの濃密な木々が生
み出す圧倒的な木の存在感、深く緩やかな屋根の生み出す陰影、個々の部材(パーツ)
がそのまま見せる構造材として合理的に組み合わされた構造美。

 現代において法隆寺のように魅せる木組みをつくるのは、あまりにも制約が多すぎ
て大変難しいのですが、いつかチャレンジできる日が来ることを夢見てます。




場所  :奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
作品名 :法隆寺(創建607年)(別称:斑鳩寺)
開基   :推古天皇・聖徳太子
撮影日 :2006.1.9



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


ラベル:法隆寺 奈良
posted by てくてく at 01:05| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

自然素材の家について4/無垢のフローリングの塗装

[自然素材の家について4/無垢のフローリングの塗装]


 フローリングの塗料は、一般的にはウレタン系が多いようです。

 ただ、ウレタン系は、化学的につくった材料で、かつ、光沢がありすぎ
て、自然な感じがしませんので、個人的には自然塗料にこだわっています。

 私はエゴマの天然油の1回塗りを標準仕様にしているのですが、すごく
風合いが良く、しかも、1年経っても塗料が薄くなることは全然ありませ
んでした。

 もし薄くなっても、自宅にある着なくなったTシャツなどの布でエゴマ油
を付けて塗るだけで、本当に簡単に塗ることが出来ます。

 自然塗料は、シックハウスに安心で健康的なだけでなく、塗った後の風合
いがとてもよくて、使うごとに味が出るので、おすすめです。
posted by てくてく at 14:51| 愛知 ☀| Comment(0) | 自然素材の家について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

建築探訪31(塔の家/東孝光)



永井政光建築設計事務所HPはこちら!



[今日の一枚]


DSCF0512.jpg


DSCF0511.jpg


DSCF0514.jpg


DSCF0513.jpg


DSCF0515.jpg



 今日の一枚は、建築家 東孝光さんが設計した 塔の家 です。

 この家は、建築家 東孝光さんの自邸で、ずっと住まわれているそうで、建物が竣工して40年以上が経っていますが、今見ても斬新で刺激的に感じます。

 当時まだ駆け出しの建築家だった東さんが、都心の一等地に家を持つためにはどうしたらよいのか、おそらく試行錯誤の上でつくり上げたのだと思います。そのバイタリティというか、チャレンジ精神のようなものに、強く感銘を受けます。

 この塔の家は、東さんの出世作で、狭小住宅として最も有名な作品といわれています。都心のわずか6坪弱(20m2=平方メートル)という狭い敷地に、地上5階・地下1階を搭状に建てた鉄筋コンクリート構造です。

 玄関を除けば、トイレも浴室も含め扉が一切なく、間仕切りもありません。吹き抜けで開放的な空間設計が、狭さを感じさない工夫がされています。

 東京の都心の、幹線道路沿いのビルが並ぶ中で、ポツンと経っている「塔の家」を実際に観て、写真で観る以上の小ささに、一番驚きました。



場所  :東京都渋谷区神宮前3丁目
作品名 :塔の家(1966年(昭和41年)竣工)
建築家 :東孝光
撮影日 :2006.1.2



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


posted by てくてく at 08:51| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

建築探訪30(ロンドンのビルの改修工事)



永井政光建築設計事務所HPはこちら!



[今日の一枚]


DSCF1056.jpg


DSCF1054.jpg




 今日の一枚は、 ロンドンのビルの改修工事 です。

 ロンドンの中心部は、重厚な石づくり風の中層ビルが並ぶ街並みですが、大半がそうなのかは分かりませんが、この写真では、日本と同じで鉄骨造にカーテンウォール(石風のパネル)を付けた構造でした。

 角形鋼管ではなくH形鋼を使っていたり、そのH形鋼のウェブを外壁と平行にしているなど、興味深い所もありつつ、でも、基本的には日本と似てるんだなぁと思いました。

 日本では、大きな地震が起きるたびに建築基準法がどんどん厳しくなり、構造的に他の国より大分頑丈なのですが、具体的にどう違うのか、こういった写真でじっくり観て比較すると、よりいい勉強になります。



場所  :London UK
撮影日 :2006.10.14



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


ラベル:ロンドン 建築
posted by てくてく at 16:58| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月07日

建築探訪29(東京国立博物館法隆寺宝物館/谷口吉生)



永井政光建築設計事務所HPはこちら!



[今日の一枚]


DSCF0562.jpg


DSCF0561.jpg


DSCF0566.jpg


DSCF0563.jpg


DSCF0565.jpg


DSCF0568.jpg


DSCF0573.jpg




 今日の一枚は、建築家 谷口吉生さんが設計した 東京国立博物館法隆寺宝物館 です。

 谷口吉生さんは、以前、和風建築でご紹介したことがあったのですが、今回は谷口さんの真骨頂ともいえる、谷口さんらしい作風の建築です。

 この建築を生で観て、私が感心したのは屋根庇の薄さと、その下部に設置されている柱の細さです。なまじっか、普通の建物を実務でそれなりに手がけていると、その華奢なサイズがいかに異常であるか、一体どうやって構造的にもたせているのだろうか、と自分なりに推測をしながら、考え込んでしまいました。

 あまり谷口さんの建築に馴染みのない方は、以前の谷口さんの和風建築と今回の建築を比較されると面白いと思います。結構共通点があることに気付かれると思います。




場所  :東京都台東区上野公園13-9
作品名 :東京国立博物館
建築家 :谷口吉生
撮影日 :2006.1.2



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


posted by てくてく at 00:21| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP  ← 公式HPに移動します。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■