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2011年12月05日

建築探訪27(ドラムカンの家/川合健二)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、川合健二さんが設計した ドラムカンの家 です。

 このドラムカンの家は、私が大学時代に写真集を観て存在を知り、その外観の奇抜さ故に、強く印象に残っていました。

 現地を訪れたら、なんと、まだそのドラムカンの家にお住まいのおばあさんがみえました。お歳はなんと92歳!ドラムカンの家の中にも快く招いて頂き、いろいろな逸話をお聞きすることが出来ました。

 このドラムカンの家を設計したのは建築家ではなく、設備設計が専門の川合健二さんで、建築家 丹下健三さんの手がける東京都庁や香川県庁舎などの設備を多くてがけられています。川合さんは、出来るだけ自由な身で好きなことに没頭できる人生を送りたいと思われていたそうで、そのため、最悪仕事が減っても自給自足の生活が出来るように豊橋の山の中に1800坪の土地を購入し、最小限の工事費での家づくりに挑戦します。



 この奇抜な外観は、そんな最小限の家づくりを追求した結果、ある意味、必然的に生み出されたようです。
 外壁はコルゲートパイプという、地下鉄に使われる波型の薄鋼板を使用しています。建築家でないからこそ、そういった自由な発想が出来たのかも知れません。

 訪れた日は12月で、外は結構寒かったのですが、ドラムカンの家の室内は、意外にあたたかく、意外に住み心地は悪くなさそうでした。ワンルームに近い間取りで、プランニングのクオリティとしては、実力のある建築家と見劣りしない程、上手にできていました。また、内装は、木が多く使われており、結構居心地も良かったです。建坪も35坪程度だそうで、大きすぎず、小さすぎずといったちょうどいいサイズに思えました。冷蔵庫なども、年代物のアメリカ製のものがあったり、カッコイイ調度品が数多くありました。



 この家をコルゲートパイプでつくったもう1つの理由は、年月と共に自然に朽ちて土にかえる建築を目指した、というのもあるそうです。当初は奇抜な前衛芸術のように思っていたのですが、いろいろお話を伺うと、実はこの家は必然で大変合理的な建物なんだ、と気付かされました。

 おばあさんには、自家製のみかんをご馳走になり、楽しいひと時を過ごす事が出来ました。ありがとうございます。




場所  :愛知県豊橋市
作品名 :ドラムカンの家
建築家 :川合健二(本業は設備設計エンジニア)
撮影日 :2010.12.4
参考図書:藤森照信の原・現代住宅再見
    (P181〜200で、この家について詳しく書かれています。)



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posted by てくてく at 01:50| 愛知 ☁| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする






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