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2011年12月16日

建築探訪35(TOD'S表参道ビル/伊東豊雄)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、建築家の伊東豊雄さんが設計した TOD'S表参道ビル です。

 伊東豊雄さんは、高松宮殿下記念世界文化賞、RIBAゴールドメダル、日本建築学会賞作品賞2度受賞など、現在大活躍中の日本を代表する建築家のお一人です。

 多くの有名建築家を輩出した菊竹清訓設計事務所を出られており、伊東さんの事務所を出られた方の中にも、妹島和世さんや、ヨコミゾマコトさんを始め、多くの有名建築家がいます。

 伊東さんの作品は、私の中ではモダニズム建築の主流派の最前線といった印象で、特に近年では、より自由な造形といいますか、構造的な制約を感じさせない、有機的なものや、透明感のある、軽くて、物質感のより希薄な建築を生み出している印象を持ちます。



 さて、今回ご紹介させて頂きましたTOD'S表参道ビルですが、個人的に印象的に思ったのは下記の2点です。

 一つは、表参道のケヤキ並木に合わせてつくられたといわれている、木の枝のように上部にいくにつれて枝分かれしているコンクリートです。

 コンクリート造(RC造)は、常識的には垂直の柱と水平の梁を繋いで構造体にするのですが、この建物に関してのコンクリートは、なんと垂直も水平もありません。新谷眞人(あらや まさと)さんが構造設計したそうですが、一体どうやって構造計算をしたのか、近年の構造計画の自由度には、目を見張るものがあります。

 二つ目は、外壁の、ガラス部とコンクリートの納まりです。

 本来なら、ガラスサッシにはアルミなどの枠が付くはずですが、全く見当たりません。調べてみると、外からは全く見えないのですが、ガラス面の背後のエッジ部分にアルミの細いフレームが設置されているそうです。

 ガラスとコンクリートに段差が全く無く(同面納め)、施工精度の良さには、本当にびっくりします。(さすがは竹中工務店です!)



 設計をする最初の構想段階において、様々な面白い発想や着眼点が出てきても、設計の中盤以降では、現実的な様々な制約で、肝となる部分を妥協せざるを得なくなるものですが、伊東さんの建築は、構想段階における肝となる部分を、頑なに守り続ける強い信念を感じます。私も大いに見習いたいと思います。




場所  :東京都渋谷区神宮前5-1-5
作品名 :TOD'S表参道ビル(2004年竣工)
建築家 :伊東豊雄
撮影日 :2006.1.2



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posted by てくてく at 00:49| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





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