永井政光建築設計事務所HPはこちら![今日の一枚]

今日の一枚は、建築家フランク・ロイド・ライトの設計した
グッゲンハイム美術館 です。
この美術館は、ニューヨークのセントラルパーク沿いにあります。
「かたつむりの殻」とよく形容される螺旋状の構造をもったこの建築物は、中央部
が巨大な吹き抜けになっています。
見学者は、まずエレベーターで建物の最上部に上がり、螺旋状の通路の壁面に掛け
られた作品を見ながら順路を進むうちに自然に階下へ降りるようになっており、ライ
トの代表作の一つといわれています。
さて、セントラルパーク沿いを歩きながらこの美術館が目に飛び込んできたとき、
その造形的で、カッコイイ外観に感激したのを今でも覚えています。
彫刻的な造形、プラン的構造的に自由な発想、求心力のあるデザインなど、大学時
代の私は、その華やかなライトの建築に随分魅了されましたし、実務を経験した現在
でも、その輝きは決して失いません。
この建築で、特に上手だと思ったのは、外の光の取り入れ方です。
外観は窓らしい窓は見当たりませんが、内部に入ると、まず大きなトップライトで
室内が明るく照らされ、さらに螺旋状の外壁の隙間からも、間接光として、効果的な
光が注がれます。
ただ奇抜なだけではなく、様々なことがよく考えられているライトの建築を堪能で
きる作品でした。
場所 :1071Fifth Avenue(at 89th Street)New York,NY アメリカ
建築家 :フランク・ロイド・ライト
作品名 :ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
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posted by てくてく at 00:38| 愛知 ☀|
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