■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP  ← 公式HPに移動します。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■






2012年01月09日

建築探訪52(イギリス ウィンチェスターの教会(内観))



永井政光建築設計事務所HPはこちら!



[今日の一枚]


IMG_0155.JPG


IMG_0153.JPG



 今日の一枚は、以前ご紹介したイギリスのウィンチェスター(ロンドンから南西
部に100kmほど離れた場所)のゴシック建築とくっついている 教会 の内観です。

 日本にも、趣きのあるヨーロッパ風の内装は、オシャレで本物志向のレストラン
なんかで増えてきましたが、やはり本場は一味違います。

 何が違うのか、自分なりにあらためて考えてみました。

 一つ目は、ステンドグラスや、その廻りなどの細部のデザインの質や密度です。
腕のいい職人さんが時間をかけて丁寧につくっていることが伺われます。大量生産
型の時間やコストに追われた工業製品ではつくれない「深み」がある気がします。

 二つ目は、木、石、漆喰、鉄などの素材感です。どの素材もたっぷりと肉厚につ
くられています。日本では、こだわってつくっても、どこかで塩ビシートや突板(
無垢の木の薄いシート)、シリコン系などの充填材、プラスターボードの上に仕上
げ材を貼り付けただけの薄い仕上げなど、どこか薄っぺらくて、メッキのような表
面的で、経年変化には耐えられないその時限りの美しさが感じられてしまいます。

 三つ目は、二つ目と関連しますが、照明を最小限にして、自然の光が肉厚な自然
素材にぶつかったときの自然な陰影やそのもの自体の存在感です。
 文豪谷崎潤一郎の「陰影礼賛」にも書かれてあるように、明るすぎず、多少薄暗
い光の陰影による美、みたいな、なにか落ち着きのある味わい深さが違う気がしま
す。

 

 だんだんと日本でも、江戸時代のような職人分業のよさ、専門家による一級品な
ら多少高価でも購入したいという、いいものに対する理解は深まりつつあるような
気がします。

 日本文化にも、西洋に負けないいいものは本当に沢山あるのですが、こと一般市
民が住んでいる住宅となると、日本は残念ながら、まだまだ、イギリスやドイツな
どに学ぶべきことが多い気がします。

 日本流の、素敵な住宅が増えたらいいなぁと思います。



場所 :UK 南イングランド(ウィンチェスター)
建築家:不明
撮影日:2006.10.12



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


posted by てくてく at 12:39| 愛知 ☁| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP  ← 公式HPに移動します。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■