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2012年04月29日

「青塚山の平屋の家」のプラン提案をしました。

[青塚山の平屋の家]

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 「青塚山の平屋の家」のプラン提案をしました。

 今回は、初の平屋の家となります! 床面積30坪程で、大きなウッドデッキ
があったり、また、家族が開放的なリビングに自然と集まるような工夫もしてあ
り、今回もシンプルな間取り、シンプルな外観を心掛けました。

 豊山町の2作目です。

 やっぱり平屋はいいなぁ!


posted by てくてく at 16:39| 愛知 ☁| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

建築探訪72(メソン・カレの模型/アルヴァ・アアルト)



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[今日の一枚]


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 今日の1枚は、建築家 アルヴァ・アアルトの設計事務所内に飾ってあった、メゾン
・カレの模型
です。

 メゾン・カレは、実際にフランスに建てられた、アアルトが設計した代表的な
個人住宅の一つで、TOTO出版の「アールトの住宅|10Selected Houses」と
いうアアルトの写真集のトップを飾った建築です。

 この家は本当に見所が満載で、特に感銘を受けたのはディテールとデザインです。

 ディテールで特に注目したいのは軒樋の納まりです。上記のTOTO出版の本に
実際の図面も詳しく掲載されていますが、かなり精密な原寸図も、設計図として描か
れていて、軒裏と軒樋が一体に感じられるように、むしろ外観デザインとして無く
てはならない、と思えるようなレベルまでかっこよく軒樋がデザインされています。

 また、デザインで注目したいのは、いわゆる正面にあたるファサードだけでなく、
どの方角から観ても、それぞれ違った魅力的な表情をしていて、ここまで洗練されて
いると、おそらく偶然できたというよりは、よく練って計算ずくでつくり上げていっ
たのだと思います。プロポーションの美しさや白、茶、グレー、黒の配色のバランス、
複雑な造形から生み出される陰影の豊かさなど、アアルトの感性のよさを堪能できま
す。
 おそらく、複雑であってもデザインが破綻していない、むしろ美しいと思える最大
の原因は、屋根をシンプルにしていることが上げられると思います。これは、名建築
といわれている建築にわりと共通していることだと思います。


 コルビュジェのサヴォア邸の約25年後、ミースのファンズワース邸とほぼ同時代
に竣工したメゾン・カレは、コルビュジェやミースの建築よりは複雑で、いわゆるル
ネッサンス建築のような比例による静けさやシンプルさはありませんが、石や煉瓦、
木の構成がかなり計算されていて、部分部分をとると、それぞれの部材がまるでモダ
ンアートのような大胆でシンプルな構成になっています。

 今回は実際の建物ではなく模型だけでしたが、アアルトの凄さ、力量を改めて実感
することが出来ました。



場所  :フィンランド ヘルシンキ郊外(Tiilimaki 20FIN-00330 Helsinki)
     (スタジオ・アアルト内)
作品名 :メゾン・カレ(模型)(1956-1959)
建築家 :アルヴァ・アアルト
撮影日 :2011.4.16



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posted by てくてく at 19:57| 愛知 | Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月26日

建築探訪71(アトリエNo.5/白井晟一)



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[今日の一枚]


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 今日の1枚は、建築家 白井晟一さんが設計したアトリエNo.5 です。

 この建築は、私が3年間勉強させて頂きました「木組ゼミ」という木造伝統工
法の勉強会の会場のすぐそばにあって、外観だけですが、見学した時の写真です。

 白井晟一さんは、「今日のてくてく」でたびたび登場することからもお分かりの通
り、私の好きな建築家のお一人で、実作はあまり多くないのですが白井さんの設計
した建築の近くを訪れた時にはなるべく観るようにしています。

 この建築は、元々画家のアトリエとして設計されており、現在は白井晟一研究所
として使われています。

 木造の住宅設計が得意な建築家特有の、軒や屋根の低い、落ち着いた佇まいで、
何と言っても外壁に使われている肉厚で幅広で重厚感のある木が、白井さんさしい
なぁと思いました。


 さて、白井さんの建築観として名高い文章に「縄文的なるもの」があります。下
記はその文章ですが、私が白井さんの建築に共感する根っこは、そういった白井さん
の哲学にもとづいた創作活動をされてきたからだと思います。ちょっと分かりにくい
文章ですが、参考までに掲載させて頂きます。



「縄文的なるもの−江川氏旧韮山館について」
「私は長い間、日本文化伝統の断面を縄文と弥生の葛藤において把えようとしてきた。
一建築創作家としての体験である。
日本建築伝統の見本とされている遺構は多く都会貴族の書院建築であるか、農商人
の民家である。江川氏の旧韮山館はこれらとは勝手が違う建物である。茅山が動いて
きたような茫漠たる屋根と大地から生えた大木の柱群、ことに洪水になだれうつごと
き荒々しい架構の格闘と、これにおおわれた大洞窟にも似る空間は豪宏なものである。
これには凍った薫香ではない逞しい野武士の体質が、優雅な衣摺れのかわりに陣馬の
蹄の響きがこもっている。見物人がためつすがめつするような視覚の共鳴をかち得る
美的フィクションはどこの陰にも探せない・・・。
私はかねてから武士の気魂そのものであるこの建物の構成、縄文的ポテンシャルを
感じさせるめずらしい遺構として、その荒廃を惜しんでいた。」




場所  :東京都中野区江原町2-25-2
作品名 :アトリエNo.5
竣工  :1952年
建築家 :白井晟一



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posted by てくてく at 14:07| 愛知 ☔| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月25日

建築探訪70(旧北村邸/北村捨次郎+吉田五十八)



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[今日の一枚]


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 今日の1枚は、京都の名工 北村捨次郎 と、吉田五十八賞で有名な建
築家 吉田五十八 の設計した旧北村邸です。

 京都の名工 北村捨次郎棟梁の最後の仕事がこの北村邸で、昭和19年に竣工
しました。古い建築にも関らず、現代人の目で観ても素晴しく、こてこての和風
建築というよりは、北村捨次郎棟梁の抜群のセンスがいたるところで光っていま
す。

 そして、この旧北村邸の増築部分を設計したのが巨匠である建築家 吉田五十八
さんです。吉田五十八さんが単なる数寄屋建築が得意な建築家と違うのは、海外に
行くのが困難だった時代に、アメリカやヨーロッパの旅に出て、海外の生の建築に
触れてきたことによって、当時は過去の建築様式でしかなかった数寄屋造の近代化
ということを一つの目標にすることが出来たことだと思います。下記は、そのこと
に関するウィキペディアの抜粋です。


  1894年、太田信義(太田胃散の創業者)とトウ(銅)の間の5男第8子として
  東京日本橋に出生。 <中略> 1925年、学生時代から心惹かれていたドイ
  ツ、オランダのモダニズム建築を見るため、兄の援助を受け、ヨーロッパ、ア
  メリカへ旅に出た。しかし、この旅行中に吉田が強い感銘を受けたのはモダニ
  ズム建築ではなく、ヨーロッパ各地に残るルネサンス建築、ゴシック建築とい
  った古典建築であった。このヨーロッパの古典建築との出会いが吉田の建築観
  を大きく変えることとなった。吉田はこれらの古典建築をヨーロッパの伝統や
  民族性が前提にあるからこそ作り得たものであり、日本人である自らには到底
  作り得るものではないと考えた。そこで、日本人である自らにしか作り得ない
  建築とは何かを考えるうち、当時は過去の建築様式でしかなかった数寄屋造の
  近代化に注目した。自らの建築の方向性を定めた吉田は中断していた設計業務
  を再開すると、縁故関係の依頼による仕事などをこなしつつ、日本の伝統的建
  築について勉強を始めた。  <抜粋終わり>



 吉田五十八さんは私の好きな建築家の一人なのですが、何が好きなのかというと、
伝統は大切にしながらも独自の優れた感性で家づくりをしているところです。

 以前、東京の成城にある、同じく吉田五十八さんが主屋を設計した東京猪股庭園
に見学に行ったことがあるのですが、これまた素晴しい建築&庭園でした。
 桂離宮を観たときのような、とにかくセンスがいい!としかいいようがないよう
な、趣きのある落ち着いた感じでした。(細かい分析は、長くなるので別の機会に
させて頂きます。)



 ただ単に、昔の日本建築を勉強して模倣すのではなく、昔の伝統を基本にしつつ
も、現代という時代の感性に合った建築を目指している私としては、吉田五十八さ
んの「志」に強い共感を覚えます。
 理想とする建築は違いますが、やはり初心である「志」はいつまでも忘れずに設
計活動をしていきたいと思います。



場所  :京都府京都市上京区河原町今出川南一筋東入ル
作品名 :四君子苑(旧北村邸)
建築家 :北村捨次郎+吉田五十八(増築)



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posted by てくてく at 18:28| 愛知 ☁| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

建築探訪69(とあるローマ建築のコリント式柱頭)



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[今日の一枚]


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 今日の1枚は、とあるローマ建築の コリント式柱頭 です。

 柱頭というのは、柱とアーキトレーブ(梁のような横材)との継目の部分のこ
とをいいます。

 かの有名なパルテノン神殿にも、柱頭部分にアバクスと呼ばれるシンプルな方
形な緩衝部材をかましてあります。

 パルテノン神殿のようなシンプルな方形の柱頭をドリス式、梁部分に押しつぶ
されて、にゅるにゅるっと渦のようにまかれたデザインをされたのをイオニア式、
そして今回の写真のようなアカンサスの葉が彫られた複雑なデザインをされたコ
リント式(今回の写真には一部イオニア式っぽいものもついていますが。)と大
きく3つの様式に分けられます。

 元々はパルテノン神殿のようなシンプルなドリス式の柱頭だったのが、時代を
経るごとにどんどん複雑になっていっているようです。



 一般的に、キリスト教やロシア正教、仏教を初めとする宗教建築や、日光東照
宮や、はたまたギブソンのハミングバードなどの高級ギターなど、ぱっと思いつ
くだけでも濃密にデザインされたものは世界中にいろいろあります。

 人は、何か特別大切なものや、権威を示すべきもの、その他、何か強い思いい
れのようなエネルギーを物に注ぐ時に、より濃密、より手の込んだものにしたく
なる傾向があるように思います。

 これは世界共通の現象で、皇室関係の小物の展示などをみてもそうで、したが
って日本も例外ではないようです。

 ただ、その巨大なパワーのようなものを濃密で手の込んだデザインにするので
はなく、あえてシンプルなままでデザインを洗練、昇華させた建築には、なにか
得体の知れない求心力があるように感じます。

 その具体例の一つが、今日に至るまでの西洋建築の原点ともいえる、上記のパ
ルテノン神殿であり、日本で言えば、伊勢神宮の内宮正殿だと私は思います。

 いろいろな強い思い、多くの思いを物に表現しようとすると、どんどん複雑に
なっていくわけですが、それをさらに進めて、よりシンプル、簡素なものへと再
構築していくことが、すぐれたデザインの共通点かもしれません。(シンプル、
簡素にしなければ優れていないというわけではないと思いますが。)

 そういったまとめ上げるデザインのプロの一人が、日本人に馴染みのある方で
は佐藤可士和さんだといえるのではないでしょうか。

 デザインの難しさ、奥深さを、痛感します。


場所  :イタリア ローマ
撮影日時:2003.3.14



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posted by てくてく at 02:30| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





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