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2012年04月25日

建築探訪70(旧北村邸/北村捨次郎+吉田五十八)



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[今日の一枚]


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 今日の1枚は、京都の名工 北村捨次郎 と、吉田五十八賞で有名な建
築家 吉田五十八 の設計した旧北村邸です。

 京都の名工 北村捨次郎棟梁の最後の仕事がこの北村邸で、昭和19年に竣工
しました。古い建築にも関らず、現代人の目で観ても素晴しく、こてこての和風
建築というよりは、北村捨次郎棟梁の抜群のセンスがいたるところで光っていま
す。

 そして、この旧北村邸の増築部分を設計したのが巨匠である建築家 吉田五十八
さんです。吉田五十八さんが単なる数寄屋建築が得意な建築家と違うのは、海外に
行くのが困難だった時代に、アメリカやヨーロッパの旅に出て、海外の生の建築に
触れてきたことによって、当時は過去の建築様式でしかなかった数寄屋造の近代化
ということを一つの目標にすることが出来たことだと思います。下記は、そのこと
に関するウィキペディアの抜粋です。


  1894年、太田信義(太田胃散の創業者)とトウ(銅)の間の5男第8子として
  東京日本橋に出生。 <中略> 1925年、学生時代から心惹かれていたドイ
  ツ、オランダのモダニズム建築を見るため、兄の援助を受け、ヨーロッパ、ア
  メリカへ旅に出た。しかし、この旅行中に吉田が強い感銘を受けたのはモダニ
  ズム建築ではなく、ヨーロッパ各地に残るルネサンス建築、ゴシック建築とい
  った古典建築であった。このヨーロッパの古典建築との出会いが吉田の建築観
  を大きく変えることとなった。吉田はこれらの古典建築をヨーロッパの伝統や
  民族性が前提にあるからこそ作り得たものであり、日本人である自らには到底
  作り得るものではないと考えた。そこで、日本人である自らにしか作り得ない
  建築とは何かを考えるうち、当時は過去の建築様式でしかなかった数寄屋造の
  近代化に注目した。自らの建築の方向性を定めた吉田は中断していた設計業務
  を再開すると、縁故関係の依頼による仕事などをこなしつつ、日本の伝統的建
  築について勉強を始めた。  <抜粋終わり>



 吉田五十八さんは私の好きな建築家の一人なのですが、何が好きなのかというと、
伝統は大切にしながらも独自の優れた感性で家づくりをしているところです。

 以前、東京の成城にある、同じく吉田五十八さんが主屋を設計した東京猪股庭園
に見学に行ったことがあるのですが、これまた素晴しい建築&庭園でした。
 桂離宮を観たときのような、とにかくセンスがいい!としかいいようがないよう
な、趣きのある落ち着いた感じでした。(細かい分析は、長くなるので別の機会に
させて頂きます。)



 ただ単に、昔の日本建築を勉強して模倣すのではなく、昔の伝統を基本にしつつ
も、現代という時代の感性に合った建築を目指している私としては、吉田五十八さ
んの「志」に強い共感を覚えます。
 理想とする建築は違いますが、やはり初心である「志」はいつまでも忘れずに設
計活動をしていきたいと思います。



場所  :京都府京都市上京区河原町今出川南一筋東入ル
作品名 :四君子苑(旧北村邸)
建築家 :北村捨次郎+吉田五十八(増築)



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posted by てくてく at 18:28| 愛知 ☁| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





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