






北外山の二世帯の家(小牧市)の竣工写真の和室編で
す。本格的な書院のある2間続きの座敷で、随所に手の
込んだ納まりになっています。欄間は杉の赤身の板を使
い、透かし彫りにしています。あえて欄間の枠は設けず
、スッキリとした現代的な納めにしています。書院部の
丸い開口部や、絞りの床柱、違い棚や天袋、地袋、雪見
障子、長押など、伝統的な書院の和室の要素が盛りだく
さんの内容になっています。
伝統的な手法を駆使したとは言うものの、極力コテコテ
としたデコレートは最小限にして、品のある落ち着いた
空間になったのではないかと思います。
和室の奥深さを、一建築家として楽しませて頂きました。