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2011年11月28日

建物探訪22(帝国ホテル/フランク・ロイド・ライト)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、建築家の巨匠フランク・ロイド・ライトが設計した 帝国ホテル(中央玄関) です。

 私は、この帝国ホテルを語る上で最も面白いと思っているのは、デザイン面の素晴らしさが目立つライトが、日本という地震の多い国で、いかに日本に合わせた構造デザインに苦慮したか、また、ライトの日本人弟子たちとの、帝国ホテルを建設する際の物語です。

 下記は、ウィキペディアからの抜粋です。少し長くなりますが、興味のある方にとっては面白い内容になると思いますので、そのまま掲載します。



<ウィキペディア抜粋>
 1912年(明治45年)[元号要検証]、当時の総支配人だった林愛作は旧知のアメリカ人建築家、フランク・ロイド・ライトに新館の設計を依頼した。ライトは来日して、使用する石材から調度品に使う木材の選定に至るまで、徹底した管理体制でこれに臨んだ。

 鷲が翼を広げたような巨大なホテルは、実は小部分がいくつも繋ぎ合わされた連結構造になっており、これで建物全体に柔軟性を持たせるとともに、一部に倒壊があっても全体には累を及ぼさない仕組みになっていた。また大規模ホテルとしては世界で初めて全館にスチーム暖房を採用するなど、耐震防火に配慮した画期的な設計だった。

 左から、遠藤新、フランク・ロイド・ライト、林愛作しかしこうした完璧主義は大幅な予算オーバーを引き起こした。ライトはそれでも林との個人的な友情でかろうじて施工の総指揮を続けていたが、1919年(大正8年)に隣接する初代帝国ホテルが失火から全焼すると、新館の早期完成は経営上の急務となり、設計の変更を繰り返すライトと経営陣との衝突は避けられなくなった。さらに当初予算150万円が6倍の900万円に膨れ上
がるに至って、林は総支配人を引責辞任、ライトも精魂注いだこのホテルの完成を見ることなく離日を余儀なくされる。

 ホテルの建設はライトの日本における一番弟子だった遠藤新の指揮のもとその後も続けられた。1年後の1923年(大正12年)、設計から11年の歳月を経てライトの本館は完成、9月1日に落成記念披露宴が開かれることになった。関東大震災が東京を襲ったのは、まさに宴の準備に大忙しの時だった。周辺の多くの建物が倒壊したり火災に見舞われる中で、小規模な損傷はあったもののほとんど無傷で変わらぬ勇姿を見せていたライトの帝国ホテルはひときわ人々の目を引いた。ライトは二週間後このことを遠藤からの手紙で知り狂喜したという。<抜粋終わり>


 

 ライトは、たとえば、ライトの代表作ともいえる落水荘において、デザインだけでなく、例えば構造では岩盤を支持層にしたり、片持ちの巨大なデッキのコンクリートの配筋もある意味非常識なほど強固にデッキスラブのたわみを配慮した配筋にしていますし、設備の大きなコアをを設けて、一箇所に配管を合理的に集中させています。

 ある意味、建築全体をまるで生き物のように大変合理的に、全体を統括して、なおかつデザイン的にも優れている、素晴らしいとしかいいようがありません。



 建築家には学者的なアプローチをする方や、哲学的な思索から創造する方、発明的な発見を軸に設計する方、とにかく機能を重視する方などなど、いろいろなタイプの方がみえるのですが、私的には、ライトは「芸術肌」の天才的な建築家だと思っています。

 そんな天才的な建築家の名作が、愛知県犬山市の明治村にあります。中学校時代の修学旅行ではなんとも思わなかったのですが、実務で設計をしながら訪れると、本当に多くのことを勉強させて頂きました。





場所(移設前):東京都千代田区内幸町1丁目(1890年竣工)
場所(移設後):愛知県犬山市内山1番地  博物館 明治村
作品名 :帝国ホテル ライト館 中央玄関
建築家 :フランク・ロイド・ライト
撮影日 :2009.4.9
フランク・ロイド・ライト のおすすめの本
    : GA TRAVELER Frank Lloyd Wright Elegant Houses 001〜007



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posted by てくてく at 10:35| 愛知 ☁| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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