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2011年12月14日

建築探訪33(国立代々木競技場/丹下健三)



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[今日の一枚]


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 今日の一枚は、建築家 丹下健三さんが設計した 国立代々木屋内総合競技場 です。

 この建物は、いわずと知れた、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの会場です。戦後復興の象徴的な建築の一つで、丹下さんの代表作の一つでもあります。

 構造的には、吊り橋と同様の吊り構造の技術を用いており、第一体育館は2本、第二体育館は1本の主柱から、屋根全体が吊り下げられています。観客を競技に集中させるために考案された、内部に柱を持たない珍しい構造の建物です。また吊り構造の天井を安定させ、台風等の災害時にも問題が生じないように、油圧ダンパー(制震ダンパー)で屋根の振動を抑える構造を採用しており、油圧ダンパーを制震目的で採用した建物は
日本初です。

 また、この建物は、戦後日本を代表する名建築として高く評価されています。この体育館を設計した功績により、国際オリンピック委員会(IOC)は、東京都、日本オリンピック組織委員会とともに、丹下健三さんを特別功労者として表彰しています。



 さて、実際にこの建物を観た感想は、桁違いにスケールのでかい、明快な構造原理による力強さです。巨大な土木建築を美しく、かつ繊細にしたような感じもします。

 この建築について、賛否が分かれるとも聞きますし、あまりにも未知なことが多いため、技術的に解決すべきことが多く、各エンジニアの方々はそうとう苦労されたと思います。ただ、この建物の根本の構造原理は至ってシンプルであり、やはり私は、建物全体の迫力ある構造美に、たまらない魅力を感じます。

 コストや工期、究極の合理性といったことを追求すると、どうしてもシンプルな箱にどんどん近づいていってしまいます。

 しかし、建築は、時にその時代、その民族における、文化・芸術の華でもあります。

 かつての法隆寺や、京都御所の紫宸殿などは、おそらく国を挙げて、当時の最高の建築を目指し、つくり上げたのだと思います。それらは、現在の私たちが観ても強く胸を打つものがあります。

 今後、国家プロジェクトとして、どんなすごい建築が生み出されるのか、また、自分なら、どんな建築を目指すのか、目くるめく創造に想いを馳せてしまいます。




場所  :東京都渋谷区神南2-1-1
作品名 :国立代々木屋内総合競技場(1964年(昭和39年)竣工)
建築家 :丹下健三
撮影日 :2006.1.2



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posted by てくてく at 01:38| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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