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2011年12月28日

建築探訪42(ロビー邸/フランク・ロイド・ライト)



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[今日の一枚]


シカゴ04.jpg


シカゴ01+1.jpg


シカゴ02.jpg


シカゴ05.jpg


シカゴ03.jpg


シカゴ06.jpg


シカゴ07.jpg


シカゴ08.jpg



 今日の一枚は、建築家フランク・ロイド・ライトの設計した ロビー邸 です。

 この家は、アメリカのシカゴ大学のすぐそばにあります。

 フランク・ロイド・ライトの初期(プレイリー(草原)スタイルと呼ばれています。
)の代表作として有名な建築です。

 プレイリースタイルの特徴としては、当時シカゴ周辺の住宅にあった屋根裏、地下
室などを廃することで建物の高さを抑えたこと、水平線を強調した佇まい、部屋同士
を完全に区切ることなく、一つの空間として緩やかにつないだことなどがあげられま
す。



 実際にロビー邸を観て、ライトの水平線へのこだわりを実現するための工夫を実感
することが出来ました。

 例えば、煉瓦の目地寸法ですが、横目地は広く、たて目地は極限まで狭く積まれて
います。さらに、たて目地には煉瓦色っぽく着色されており、目地の横線のみを強調
してありました。

 屋根もかなり低く抑えられており、(どこか日本的な感じです。)玄関付近の2階
の屋根は片持ちで2m近く飛び出ており、水平的な気分をより強調しています。



 その他の感じたことは、2階へあがる室内の階段の勾配です。1段1段がとてもゆ
るくて幅広で、心地よく登ることができます。

 あとは、外から覗かれにくいように配慮してありました。2階にリビングがあるの
ですが、写真では暗く見えるとおもいますが(使い捨てカメラだったのでスイマセン)
結構明るい感じで、窓ガラスには、ライト特有の幾何学のデザインがされており、外
から室内を見ると、その幾何学デザインに焦点があたり、室内がとても見にくくなっ
ています。

 2階リビングの天井高さもかなり低く設定されており(実測はしてなかったのです
が、おそらく一般部が2200mmくらいだと思います。)、心地よかったです。

 屋根が低いと書きましたが、その低さはかなりのもので、日本の戸建住宅がいかに
無駄に高いか、思い知らされました。建築家の吉村順三さんは、建築家は寸法に責任
を持たないといけない、というようなことを言われていますが、建物の高さや天井高
さを「どこまで下げたら」より良くなるのか、その見極めは重要で、建築家の大切な
仕事なのだと思います。



 私に限らず、大抵の建築家は、建物のボリュームやちょうどいい天井高、光の取り
入れ方や外部からのプライバシーの確保、空気の流れ、などに良く配慮して設計する
のですが、このロビー邸はそのお手本のような作品だと、今改めて感じさせられまし
た。




場所  :5757 South Woodlawn Avenue, Chicago, Illinois 60637 アメリカ
建築家 :フランク・ロイド・ライト
作品名 :ロビー邸



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posted by てくてく at 11:03| 愛知 ☁| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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