■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP  ← 公式HPに移動します。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■






2012年04月26日

建築探訪71(アトリエNo.5/白井晟一)



永井政光建築設計事務所HPはこちら!



[今日の一枚]


IMG_2659.jpg


IMG_2254.jpg


IMG_2255.jpg


IMG_2660.jpg



 今日の1枚は、建築家 白井晟一さんが設計したアトリエNo.5 です。

 この建築は、私が3年間勉強させて頂きました「木組ゼミ」という木造伝統工
法の勉強会の会場のすぐそばにあって、外観だけですが、見学した時の写真です。

 白井晟一さんは、「今日のてくてく」でたびたび登場することからもお分かりの通
り、私の好きな建築家のお一人で、実作はあまり多くないのですが白井さんの設計
した建築の近くを訪れた時にはなるべく観るようにしています。

 この建築は、元々画家のアトリエとして設計されており、現在は白井晟一研究所
として使われています。

 木造の住宅設計が得意な建築家特有の、軒や屋根の低い、落ち着いた佇まいで、
何と言っても外壁に使われている肉厚で幅広で重厚感のある木が、白井さんさしい
なぁと思いました。


 さて、白井さんの建築観として名高い文章に「縄文的なるもの」があります。下
記はその文章ですが、私が白井さんの建築に共感する根っこは、そういった白井さん
の哲学にもとづいた創作活動をされてきたからだと思います。ちょっと分かりにくい
文章ですが、参考までに掲載させて頂きます。



「縄文的なるもの−江川氏旧韮山館について」
「私は長い間、日本文化伝統の断面を縄文と弥生の葛藤において把えようとしてきた。
一建築創作家としての体験である。
日本建築伝統の見本とされている遺構は多く都会貴族の書院建築であるか、農商人
の民家である。江川氏の旧韮山館はこれらとは勝手が違う建物である。茅山が動いて
きたような茫漠たる屋根と大地から生えた大木の柱群、ことに洪水になだれうつごと
き荒々しい架構の格闘と、これにおおわれた大洞窟にも似る空間は豪宏なものである。
これには凍った薫香ではない逞しい野武士の体質が、優雅な衣摺れのかわりに陣馬の
蹄の響きがこもっている。見物人がためつすがめつするような視覚の共鳴をかち得る
美的フィクションはどこの陰にも探せない・・・。
私はかねてから武士の気魂そのものであるこの建物の構成、縄文的ポテンシャルを
感じさせるめずらしい遺構として、その荒廃を惜しんでいた。」




場所  :東京都中野区江原町2-25-2
作品名 :アトリエNo.5
竣工  :1952年
建築家 :白井晟一



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


posted by てくてく at 14:07| 愛知 ☔| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:






■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP  ← 公式HPに移動します。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■