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2012年04月28日

建築探訪72(メソン・カレの模型/アルヴァ・アアルト)



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[今日の一枚]


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 今日の1枚は、建築家 アルヴァ・アアルトの設計事務所内に飾ってあった、メゾン
・カレの模型
です。

 メゾン・カレは、実際にフランスに建てられた、アアルトが設計した代表的な
個人住宅の一つで、TOTO出版の「アールトの住宅|10Selected Houses」と
いうアアルトの写真集のトップを飾った建築です。

 この家は本当に見所が満載で、特に感銘を受けたのはディテールとデザインです。

 ディテールで特に注目したいのは軒樋の納まりです。上記のTOTO出版の本に
実際の図面も詳しく掲載されていますが、かなり精密な原寸図も、設計図として描か
れていて、軒裏と軒樋が一体に感じられるように、むしろ外観デザインとして無く
てはならない、と思えるようなレベルまでかっこよく軒樋がデザインされています。

 また、デザインで注目したいのは、いわゆる正面にあたるファサードだけでなく、
どの方角から観ても、それぞれ違った魅力的な表情をしていて、ここまで洗練されて
いると、おそらく偶然できたというよりは、よく練って計算ずくでつくり上げていっ
たのだと思います。プロポーションの美しさや白、茶、グレー、黒の配色のバランス、
複雑な造形から生み出される陰影の豊かさなど、アアルトの感性のよさを堪能できま
す。
 おそらく、複雑であってもデザインが破綻していない、むしろ美しいと思える最大
の原因は、屋根をシンプルにしていることが上げられると思います。これは、名建築
といわれている建築にわりと共通していることだと思います。


 コルビュジェのサヴォア邸の約25年後、ミースのファンズワース邸とほぼ同時代
に竣工したメゾン・カレは、コルビュジェやミースの建築よりは複雑で、いわゆるル
ネッサンス建築のような比例による静けさやシンプルさはありませんが、石や煉瓦、
木の構成がかなり計算されていて、部分部分をとると、それぞれの部材がまるでモダ
ンアートのような大胆でシンプルな構成になっています。

 今回は実際の建物ではなく模型だけでしたが、アアルトの凄さ、力量を改めて実感
することが出来ました。



場所  :フィンランド ヘルシンキ郊外(Tiilimaki 20FIN-00330 Helsinki)
     (スタジオ・アアルト内)
作品名 :メゾン・カレ(模型)(1956-1959)
建築家 :アルヴァ・アアルト
撮影日 :2011.4.16



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posted by てくてく at 19:57| 愛知 | Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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