■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP はこちら! (^o^)/


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■







2014年05月21日

建築探訪91(ル・トロネ修道院)



永井政光建築設計事務所HPはこちら!


[今日の一枚]

IMG_2072.jpg



IMG_2074.jpg



IMG_2082.jpg



IMG_2083.jpg



IMG_2085.jpg



IMG_2090.jpg



IMG_2092.jpg



IMG_2095.jpg



IMG_2096.jpg



IMG_2098.jpg



IMG_2104.jpg



IMG_2108.jpg



IMG_2110.jpg



IMG_2112.jpg



IMG_2120.jpg



IMG_2122.jpg



IMG_2125.jpg



IMG_2126.jpg



IMG_2130.jpg



IMG_2137.jpg



IMG_2143.jpg



IMG_2145.jpg



IMG_2149.jpg



IMG_2154.jpg



IMG_2155.jpg



IMG_2156.jpg



IMG_2160.jpg



IMG_2163.jpg



IMG_2167.jpg






 今回のル・トロネ修道院は、この前お伝えした南フラン
ス旅行の時に、私が最も訪れたかった、いわば今回の旅行
のメインディッシュと言っても過言でない建築です。

 この建築は、11世紀から12世紀のロマネスクの時代
に建てられました。

 世の中には、いわゆる名建築と呼ばれる建物は本当に数
多く存在するのですが、本気で建築の道を歩んでいる建築
家の多くが、このル・トロネ修道院を好きな建築の上位に
上げたり、または、一度は実際に見てみたいと思っている
ことが予想される、そんな特別な建築です。(一般の方に
は、これのどこが??、と思われるかもしれませんが・・・)

 今では世界的建築家である安藤忠雄さんが20代の時、
独学で建築の道を歩む決心をし、数回の世界旅行を企てた
際、何回目かの旅でル・トロネ修道院も訪れています。そ
して、その旅の中で命がけで修道院建設に取り組んだ修道
士の生涯を描いたル・トロネ修道院の建設物語である『粗
い石』という本を何度も読んだ、ということや、世界で最
も偉大な建築家の一人と言っても過言でない、ル・コルビ
ュジェがラトゥーレット修道院を設計する際、その依頼主
である神父さんに、ル・トロネ修道院を見に行くようにと
指示されたことも、この建築を建築家の間で有名にした一
因だと言えそうです。


 さて、実際に行ってみた感想ですが、それにしても、そ
・れ・に・し・て・も、たどり着くのが本当に大変でした。
 旅行前から本やブログをチェックして、どうやって行こ
うか色々研究?したのですが、これだ!といえる行き方が
結局見つからず、現地の人に聞きながら模索しました。そ
れくらい辺鄙な場所、行きづらい場所にあります。

 ニースからレンタカーを借りて、片道3時間程の長距離
ドライブをしながら行こう!という方針を現地で立てたの
ですが、なんと!僕の国際免許がまさかの期限切れ・・・

 かなり心は折れたのですが、気を取り直してホテルの人
に相談すると、高速バスに2時間30分ほど乗って
BRIGNOLESというバス亭で降りれば、そこにはタクシーは
沢山ある、そこからタクシーでル・トロネ修道院に向かい
、そのタクシーで帰って来て、帰りの2時台の最終バスに
乗れば帰ってこれる、と教えて頂く。
何ともハードルの高い厳しい計画ですが、その計画を決行
しました。

 行きの高速バスの道中は道が大渋滞でしたが、何とか無
事予定のBRIGNOLESというバス亭で下車。タクシー乗り場
にはタクシーは1台も無い。ん?現地の人にタクシー会社
6社に連絡をして頂き、何とか1台のみ予約完了。しかし、
予定時間をとっくに過ぎてもタクシーは来ず。別の現地の
方にタクシーを予約して頂く。しかし、またしてもタクシ
ーは予定時間をとっくにすぎていても来ず、最終バスの時
間がせまってくる・・・

 待っている最中に、サラーという英語の全く通じないお
ばさんと身振り手振りで仲良くなり、そのサラーさんの兄
弟が困り果てた僕らのところへ偶然やって来ました。事情
をサラーさんがその兄弟へ伝えると、僕らをその兄弟の方
が車で往復してあげるよ、と打診してくれました。

 そんなこんなで、無事、ル・トロネ修道院にたどり着く
ことが出来ました。(本当に、人生ご縁ですね(汗汗))
ちなみに、パリは英語の通じる方が多いのですが、南仏は
英語の通じる一般の方はほとんどいませんでした。参考ま
でに。


 ル・トロネ修道院へは、本当に大きな期待をして行きま
した。そしてその上で、実際にル・トロネ修道院を観た感
想は、はるかにその期待を超える、本当にものすごい建築
でした。僕は、名建築は割といろんなところに足を運んで
沢山見ているつもりなのですが、これは、本当に今までの
建築観を変えるくらいの質だと思いました。感動しました。
行く前の僕がそうだったように、おそらく多くの方が、こ
の写真や、ル・トロネの写真集からではその感動は伝わら
ないのではないかと思います。やはり建築の魅力の本質は
『空間』で、その空間の『質』は、その空間に実際に身を
置いて体感しないと分からないんだ、と改めて痛感しまし
た。

 装飾は極めて少なくシンプルな空間です。同じシトー派
の修道院で「プロヴァンスの三姉妹」と言われるセナンク
、シルヴァカーヌと比べても異質なほど装飾は少ないです。
それが、この修道院の魅力にもつながっている最大の要因
の一つだと思います。
 秩序よく並んだ窓の大胆で彫りの深い開口部からの光に
よる明と暗の対比の美しさ、シンプルであるがゆえに際立
つ丁寧に削られた、石の、いかにも石らしい素材としての
魅力。そして、窓の彫りの深い開口部や階段などによる、
渾然一体となった空間全体の彫刻的で、立体的、幾何学的
な美しさ。動きのある、繊細で、きらびやかで、線や面と
しての美しさ、というよりは、静かで、朴訥とした、明暗
や単色といったより原始的、根源的、そして量塊としての
魅力・・・
 開口部や柱の端部などの、いわゆる『際』には、宗教色
の強い建物ほど、そして、大切な思い入れの深い物ほどデ
ザインしたり装飾したくなるのが世の常なのに、ここまで
何もしないなんて・・・

 これは、安藤忠雄さんの建築の魅力にも近いかもしれな
い、と思いました。ただ、何かもっと力強いものを感じま
した。

 理想の建築って・・・

 あぁ、奥が深い。何だか果てしないですね。

 今後の建築にどう活かしていったらいいのか。

 大切な『気づき』を、この建築から頂いた気がします。

 そして今後も、僕の建築に対する模索は、今まで以上に
続いていきそうです。



永井政光建築設計事務所HPはこちら!

posted by てくてく at 02:34| 愛知 ☔| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:






■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


永井政光建築設計事務所 公式HP はこちら♪ (^o^)/


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■











■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


おすすめの「あずま袋」屋さん
麻縫製工房 公式shop はこちら♪ (^o^)/



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■









人気ブログランキングへ ← 押すと「今日のてくてく」の順位がわかります。