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2017年08月12日

建築探訪93(ルヌガンガ/ジェフリー・バワ)

[今日の一枚]

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 今回の写真は、先日研修旅行で訪れたスリランカの写真
"その1"で、スリランカが生んだ天才建築家ジェフリー・
バワが設計したルヌガンガです。(写真は全て私が撮影し
ました。)

【バワとルヌガンガについて】
 バワはスリランカ最大の都市コロンボの裕福な家庭に生
まれ、イギリスの名門ケンブリッジ大学で学びます。そし
て、祖国スリランカに理想郷を創るという志を立て、コロ
ンボから50km程南にあるベントタという場所にルヌガ
ンガと呼ばれる建築群や美しい庭をつくりました。

 このルヌガンガは、一日最大5組までしか泊まることが
できず、宿泊客は一軒家をまるごと借りるような感じで宿
泊します。宿泊客以外は基本的にはいないので、プライバ
シーが保たれていて、そういった面からもとてもリラック
スできる空間でした。

【ルヌガンガへの道中で】
 私はコロンボから電車でベントタ付近の駅まで行き、ト
ゥクトゥクと呼ばれるタクシーのように使われている3輪
の原付バイクのような車でルヌガンガにたどり着きました。
印象的なのは電車の車中でのことです。スリランカ的(?)
な、電車の乗り降りのドアが完全に全開のまま走り続け、
海岸線沿いということもあり、広大なインド洋の海を眺め
ながら、そして気持ちの良い海風を浴びながら2時間程揺
られて駅に到着しました。

【ルヌガンガで感じたこと】
 さて、前置きが長くなってしまいましたが、ルヌガンガ
は本当に理想郷と呼ぶにふさわしい大変美しく素敵な場所
でした。ルヌガンガのためにスリランカに行ったといえる
ほど期待して訪れたのですが、完全に期待以上でした。

 あまり饒舌になっては長くなりすぎるので、特に強く感
じたこと、印象に残ったことだけいくつか書かせて頂きま
す。

@原始的なるものとモダニズムの融合
 バワ建築について、ある本には「スリランカのアニミズ
ムモダン」と副題がついています。日本的な解釈をするな
ら、石や山、海など万物に存在する八百万の神的な原始的
なものと現代的なものの融合ともいえるのではないでしょ
うか。別の言い方をするなら、バワは「スリランカ的なる
もの」と現代的モダンを融合洗練させた建築とも言えるの
ではないかと思います。
 私は、「日本的なるもの」と言える建築を新たに生み出
したいと常日頃から考えて設計活動をしています。昔のま
まではなく、かといってモダニズムといいますか、コルビ
ュジェの系図に乗ったり、コルビュジェ的様式に傾倒する
のでもない、温故知新、何か新しくて懐かしい、その国に
生まれ育った人間だからこそ感じることのできる、何か魂
の奥深いところが揺さぶられるような建築、新しい価値観
を生み出せないかと考えています。
 バワは、スリランカ的手法でそれを実現した稀有な建築
家ではないか、そう思ってバワ建築を観ないではいられな
い気持ちにさせられました。その哲学やヒント、手法など
を、少なからず肌で感じることが出来たのは貴重な体験で
した。

A木の使い方
 逆説的な言い方かもしれませんが、豊かな木造建築を創
るためには、必ずしも木材を仕上材として沢山見せる必要
は無いということを悟りました。大切なのは、見せる木材
の部位や形状、質、その他、いかに効果的に狙って見せる
かということのようです。

B原始的なもの、その国らしいものをつくるために
 これも逆説的な言い方になってしまいますが、原始的な
その国らしい建築を"新たに"生み出すためには、とびきり
モダンな要素やアーティスティックな個性的形状の何か等
を、質を重視して選別し、恐れず取り入れることは大変有
効であると確信しました。

C借景の大切さ
 ルヌガンガで最も感動したポイントの一つは、湖を借景
に最大限取り入れていることだと思います。スーツケース
を持って汗だくで受付の部屋に通された時に味わった、絵
画の額縁のように四角く切り取られたレイクビューのある
美しい空間でのひと時は、空間の質の高さと相まって、今
まで味わったことの無い豊かで何とも満たされた時間でし
た。また、ディナーを食べた場所から見える芝と湖、山と
の雄大な自然と庭、建築との調和、これらは明らかにバワ
が狙って設計したのだとひしひしと感じました。借景を活
かすというのは設計の基本だと思いますが、ここまで見事
に活かしきるとは、バワの設計力、構想力の素晴らしさは
ほんとに畏怖心すら覚えます。

【スリランカについて】
 仏教国だからかとてもいい人が多く、スリには気をつけ
ないといけませんが、基本的には安心して街を歩けます。
料理はカレーのようなものが多く、スパイスがとても効い
ていておいしかったです。(僕はスリランカ料理はどれも
おいしく食べれて好きです。)バワの美しい写真ばかりを
掲載しましたが、一歩外に出ると、日本の昭和初期?と思
えるような、バラックのような簡易な建物が多く立ち並び、
道路はクラクションが鳴り続け、ビンテージカーのごとく
古い車が溢れる、ある意味エネルギーを感じる場所でした。
また、由緒ある仏教寺院にも訪れたのですが、敷地内に入
るときには素足になり、熱田神宮への参拝のごとく多くの
教徒がかなり真剣に祈りを捧げていました。
あと、赤道に近いので当然日本より暑いと思っていたので
すが、以外にも名古屋より明らかに湿度が低く過ごしやす
かったです。
アルコールについては、現地のビールもおいしいのですが、
アラックという名前のココナッツの蒸留酒がおすすめです。
どちらかというとラム酒やスコッチウイスキー寄りのフレ
イバーだと思います。

【余談】
 余談ですが、ここの宿を予約するのはとても大変でした。
いつもは海外の宿を予約する時はエクスペディアなどのサ
イト経由で予約するのですが、ルヌガンガはそういったサ
イトでは予約できず、直接英文メールで予約のやり取りを
何度もしなければなりませんでした。また、宿泊費も当日
のクレジットカード決済ではなく海外送金が必須とのこと
で、海外送金用の書類を銀行のテレビ電話を使って複数提
出してやっと予約が完了しました。




posted by てくてく at 23:19| 愛知 ☀| Comment(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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