
ダイニングは家の中でもより家族団欒が生まれる大切な空間だと思います。そんなダイニングを計画する際に、より居心地のよい空間にするためにはどうしたら良いのでしょう。プランによってケースバイケースですが、考慮してみたいポイントとして、穴ぐら感(胎内回帰感)があります。リビングが開放的な場合、より効果的になります。あえて天井高を低くして、かつ、ちょっと狭いかな、と思える空間にします。そして、腰窓の場合はテーブルより少しだけ高い程度の低い窓にできたらなおベターです。とても落ち着き、楽しい会話が弾む空間になります。私が尊敬する建築家の吉村順三さんは、建築家は寸法に責任を持たなければいけない、という趣旨の言葉を残されています。似たような間取りであっても、20cm〜30cm天井高や窓の高さなどを変えるだけで居心地のよさは大きく変わります。つくづく設計とは奥の深いものだと思います。
永井政光建築設計事務所 公式HP → https://www.nagai-architects.net/
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