

いよいよ、 土台 が設置されて、上棟用の木材などが搬入されました。
土台の下部全面には通気用のパッキンが挟まっています。
これによって、床下がしっかり換気されて、その通気によって床下の湿気
を逃がすことにより、木の寿命が格段に上がり、ベタ基礎と合わせて白蟻が
入りにくく住みにくい環境をつくるなど、防蟻対策にもなっています。
また、土台には、防蟻剤(黄色い塗料)がしっかり塗ってあります。
私が設計する家は、上質な国産の木材をふんだんに使用します。今回、あ
らためて、一つの家を造るには大量の木材を使用するのだなぁ、と思いまし
た。
国産の木をふんだんに使うと、貴重な木を使ってもったいないとか、禿山
が増えるなど思われる方がいるかもしれませんが、それは全く逆です。
日本には、木材使用の8割を国産にしてもまかなえるほどの量の木材供給
量があり、でも実際の国産材使用量は2割程度で、残りは外国産だそうです。
(2002年時のデータ)
※詳しくは、私のホームページの「地産地消に貢献」をご覧下さい。
http://www.wb.commufa.jp/na_arch/tisan.html
そのため、間伐しなくてはいけない山が沢山あるにもかかわらず、経済的
な問題などで手付かずの山が沢山あり、それが近年の大量の花粉の根本原因
と言われています。
国産の木をなるべく沢山使った方が「地産地消」に貢献できたり、国内の
林業を復活させるためにも有効で、さらにお施主様のためにも、国産の木は
四季や梅雨のある日本の気候風土にあっており、超寿命で住み心地のいい家
に出来るのです。
いやぁ、気分が高揚してきます!
紅白を巻いた24cm角の大黒柱も到着しました!
今週末の上棟が待ち楽しみです。(笑)