

「北外山の二世帯の家(小牧市)」は現在、土壁工事の
終盤です。この写真は土壁が塗られる直前の写真です。
昔ながらの竹小舞が編まれ、土壁に適した土を塗ってい
きます。今回の職人さんは、名古屋城天守閣の土壁を現
在塗られている方です。土壁ができる職人さんは現在大
変少なくなってしまいましたが、まだいらっしゃいます。
土壁という文化は、古代の日本からあったようで、法隆
寺の講堂の屋根も、野地板ではなく、土壁の技法で屋根
下地がつくられていたそうです。
伝統技術には、長年の民族の知恵が詰まっていると思う
ので、少しでも多く引き継いでいけたらと思っています。